Monthly Guideでは、毎月注目のプログラムを紹介。
編集チームがピックアップした各プログラムの魅力を、インタビューや取材レポートなど多彩な内容でお届けします。

目次
8月号

歌う! 聴く! 踊る!
赤ちゃんから大人まで楽しめる音楽祭♪

東京都と東京都交響楽団(以下:都響)が、東京芸術劇場(以下:芸劇)及び豊島区と連携して多彩なプログラムを展開する「TOKYO MET SaLaD MUSIC FESTIVAL」、通称「サラダ音楽祭」が今夏も開催されます。今年ならではの聴きどころや見どころ、取り組みなどを、制作担当の都響・竹末健太郎さんと芸劇・曾宮麻矢さんに伺いました。

東京都交響楽団 竹末健太郎さん

東京芸術劇場 曾宮麻矢さん

0歳から入場OK!
赤ちゃんの泣き声もコンサートを形作る大事な一部です


竹末さん:「サラダ音楽祭」のサラダ(SaLaD)は、Sing and Listen and Dance の頭文字をつなげた造語で、その名の通り、歌う、聴く、踊るがコンセプトの音楽祭。目玉としてはまず、都響音楽監督の大野和士が指揮する「OK!オーケストラ」と「音楽祭メインコンサート」があり、それから「子どものためのオペラ『ゴールド!』」、この他にワークショップやミニコンサート、バーチャルオーケストラの指揮体験なども予定しています。
赤ちゃんから入場OKの「OK!オーケストラ」は、泣いても笑ってもOKのコンサートで、とってもご好評いただいています。子ども向け番組でおなじみの小林顕作が司会を務め、『ドラゴンクエスト』のゲーム音楽から『天国と地獄』のようなクラシック音楽まで幅広いジャンルの音楽を演奏し、ダンスではコンドルズが登場して視覚的にも楽しめます。東京少年少女合唱隊の元気な歌声にも注目です。

OK!オーケストラ サラダ音楽祭2019公演記録写真
写真中央は指揮者の大野和士

司会の小林顕作

ダンス集団コンドルズも3年ぶりに登場

東京少年少女合唱隊が元気な歌声を披露
© LSOT-a

「今年もサラダ音楽祭の季節が来たね、と言ってもらえるくらい定着させたいで
すね」と竹末さん(左)

サラダ音楽祭のエッセンスが凝縮された
音楽祭メインコンサート


竹末さん:「音楽祭メインコンサート」は、都響と豪華ゲストとのコラボレーションをお届けします。昨年に引き続きNoism Company Niigata(ノイズム・カンパニー・ニイガタ)と1曲目から共演し、「ザ・チェアマン・ダンス」を披露します。続いて日本を代表するハープ奏者の吉野直子との共演、そして、マーラーの交響曲第5番より「アダージェット」で魅せるNoism井関佐和子のダンスはぜひご覧いただきたいです。さらにラストは、活躍目覚ましいソプラノ歌手の小林厚子と新国立劇場合唱団と豪華共演するプーランクの大曲「グローリア」という内容で、私自身も今からわくわくしています。

音楽祭メインコンサート サラダ音楽祭2019公演記録写真
東京都交響楽団と新国立劇場合唱団

音楽祭メインコンサート サラダ音楽祭2020公演記録
写真右は、井関佐和子(Noism Company Niigata)

音楽祭メインコンサート サラダ音楽祭2019公演記録写真
東京都交響楽団と新国立劇場合唱団

音楽祭メインコンサート サラダ音楽祭2020公演記録
写真右は、井関佐和子(Noism Company Niigata)

指揮 大野和士
©Rikimaru Hotta

ハープ 吉野直子
©Akira Muto

ソプラノ 小林厚子
©Yoshinobu Fukaya

指揮 大野和士
©Rikimaru Hotta

ハープ 吉野直子
©Akira Muto

ソプラノ 小林厚子
©Yoshinobu Fukaya

ちょっと不思議な物語を双方向・参加型演出で!
子どものためのオペラ『ゴールド!』


曾宮さん:昨年、子どものためのオペラは見送りとなってしまいましたが、今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止対策に取り組み、公演を実施します。お客様には、客席で着席してご鑑賞いただく形をとりますが、公演の内容、つまりソフト面では双方向・参加型で楽しめる演出を取り入れる予定です。この『ゴールド!』という作品は、グリム童話を題材にしたオペラで、舞台上にはソプラノ歌手と打楽器奏者の2名のみ。それぞれがいくつもの役を演じ分け、独特な世界へと子どもたちを引き込みます。今はコロナ禍ということもあり、人との繋がりが薄れがちですが、本当に大切なものは何かということを気づかせてくれる内容です。

少年ヤーコプとふしぎな魚のものがたり

「コロナ禍だからこそ観て聴いて感じて欲しい内容のオペラです」
と曾宮さん

バラエティ豊富なラインアップ!
ワークショップやバーチャル指揮体験も


竹末さん:昨年、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった「SaLaDワークショップ」を今年は感染症対策を万全に取り組み、開催します。残念ながら応募受付は終了していますが、都響メンバーと一緒に演奏できるワークショップをはじめ、歌やダンスのワークショップ、カホンを作るワークショップも行う予定です。また、当日の受付で参加いただける「バーチャルオーケストラを指揮しよう!」は、大画面に映し出される都響を自分が思うとおりに指揮することができます。ぜひご参加ください。

曾宮さん:音楽祭に合わせて行う劇場ツアーもおすすめです。各ワークショップでは「サラダ音楽祭」ならではの「歌って、聴いて、踊って」を、各分野の第一線で活躍するトップアーティストから直々に学び、体験できるプログラムばかりです。また、昨年に引き続き「SaLaD動画コンテンツ」も順次公開しておりますので、ご自宅でも多彩で盛りだくさんの「サラダ音楽祭」をぜひ楽しんでください。

(H)

「“歌って、聴いて、踊る”の要素が詰まった音楽祭は他にないと思いますよ」と
お二人

「サラダ音楽祭」制作/東京都交響楽団:竹末健太郎さん

アートって何だろう…と考えたとき、1つの答えとして、
クリエイターの作品や表現をとおして多くの人とつながることができる、
人間が生み出した不変的な「手段」だと思いました。

自由に生活がしにくい世の中で、アートの自由さまで失われてしまうと、
さらにつながりが希薄した世界になりかねません。

「サラダ音楽祭」では多様なアートを感受できる場として、
多くの人とつながる、そんな音楽祭を実現できればと思います。

「サラダ音楽祭」制作/東京芸術劇場:曾宮麻矢さん

劇場はアーティストがいることで息をして、それを感じ取る聴衆があって、初めて血が通った劇場になります。

心揺さぶられ、感動し作品から気づかされた思いから、他を知ることで自身を知り、日々の活力に繋がるのだと感じています。そして、人の手によって丁寧に作られたアートこそが、どんな時代においても、心の奥深くまで届き、人々を魅了する力があるのだと思います。

多様性が求められる社会において、様々な方にアートを伝え、コロナ禍において変わりゆく価値観の中で、変わらぬ普遍の美しさや、新しい魅力を発見できる場所、ワクワクを届けられる場所、そんなアートの百貨店のような、存在になれたらと思います。そして後に、2020年代の東京の文化として、今を振り返る事ができたのなら、文化の一翼を担う立場として非常に嬉しいことだと思います。

TOKYO MET SaLaD MUSIC FESTIVAL 2021[サラダ音楽祭]

公式サイト
建築家・芸術家が想いを込めたパビリオンを巡るイメージツアー


新国立競技場を中心に、都内の複数の場所に期間限定でパビリオンが出現します。パビリオン・トウキョウ2021と名付けたこの催事。世界で活躍する建築家や芸術家が、それぞれの想いを込めた作品を今夏の東京で発表しています。

草間彌生氏の人気の『オブリタレーションルーム』が出現


渋谷区役所の第二美竹分庁舎内に設けられた特設家屋。家具からインテリア、柱にいたるまで真っ白な部屋の中に、草間彌生氏が生涯大事にしている水玉に見立てたシールを入場者は貼っていきます。オブリタレーションとは、消滅の意味。3部屋内がカラフルなシールでいっぱいになると、空間が消滅し、やがて自己の意識も水玉の中に消滅していくという感覚を味わう。
「世界各地で毎年催されている草間彌生アートの中でも人気のインスタレーションのひとつ。3部屋というのは世界初ではないかと思いますし、今回のようなイベント的なグループ出品に参加することも異例なこと。今年の東京でこのインスタレーションを行う意味ということも参加する方々に訴えるところがあるのではないかと思います」と、このパビリオン・トウキョウ2021の企画者であるワタリウム美術館の和多利浩一さんは感慨深く語ってくれました。

真っ白な室内が、カラフルな水玉シールで埋められていきます。

パビリオンの狙いを説明する和多利浩一さん。

“動”で“巨”な新国立競技場を見上げる“静”で“微”の茶室


1階の楕円の引き戸を開けると待合室があり、にじり口の意味という細い梯子を上るとそこには四畳半の茶室。建築家の藤森照信さんは「小さなものから大きなものが見たい。ここから新国立競技場を見上げるというのがいいでしょ」と少しいたずらっぽい雰囲気で笑いながら語ります。『茶室「五庵」』は、高麗芝と呼ばれる国産芝で覆われ、茶室部分の2階は焼杉の黒い板で覆われています。微細な構造をじっくり見て楽しんだり、新国立競技場との対比を楽しんだり、さまざまな時間が過ごせます。
これまでも『高過庵』での木の上の茶室や『ラ コリーナ近江八幡』の草屋根など人工物と自然を融合させる建築物を発表してきた藤森照信さん。
「新国立競技場もローマ時代から続く古典的な形を活かした建造物。この茶室もとてもクラシックなかたちをしているんです。是非両方の場所からの視点でそれぞれを見て楽しんでほしいですね」

2階の茶室から新国立競技場を見る建築家の藤森照信さん。

茶室「五庵」 設計:藤森照信
撮影:ToLoLo studio

2階の茶室から新国立競技場を見る建築家の藤森照信さん。

茶室「五庵」 設計:藤森照信
撮影:ToLoLo studio

ダンボールとブルーシートという素材に込めた想い


「とても悲しくて残念なことですが、日本は災害の国です。だからこそ、ダンボールやブルーシートに助けられる場面が少なくない。僕にとっては、とても重要な素材のような気がしてしょうがないんです」と銀杏並木の入り口に建つ『東京城』の作品の前で会田誠さんは話してくれました。
お城のかたちを模した東京城の土台は、江戸城の石垣を使って、関東大震災後のバラック建設の指揮官だった佐野利器氏により設計されたもの。因縁のようなつながりも感じさせるこの作品ですが、会田さんは提案当初「“了承されないのではないか”と思った」と言います。「いろいろな方々のご尽力でできることになったときに、僕がとても驚きました」とのこと。
特別な耐水性をそなえた特注ダンボールと、土嚢を配置して大工職人によって縄で固定されたブルーシートでできた2つの作品。解説には「人間のしなやかな強さ」を示すとも記されていますが、見学者にさまざまな想いを喚起させるこのパビリオン。コンクリート建造物が立ち並ぶ大通りという借景の影響も手伝って、忘れられない作品となるでしょう。

東京城を背景に、作品に込めた想いを語ってくださった美術家会田誠さん。

都民に愛される銀杏並木の入り口に建つ2つのお城。

東京城を背景に、作品に込めた想いを語ってくださった美術家会田誠さん。

都民に愛される銀杏並木の入り口に建つ2つのお城。


パビリオン・トウキョウ2021ではこのほかにも、曲水と呼ばれる平安時代の庭園の水路をイメージしたパビリオン『水明』(妹島和世氏)をはじめ、あこがれのような存在という雲をイメージした『Cloud pavilion』(藤本壮介氏)、国連大学前の広場では大きな孔だらけのお椀のような形状の『Global Bowl』(平田晃久氏)、kudan house内には焼杉による日除けにもなりそうな建造物『木陰雲』(石上純也氏)、旧こどもの城前には劇場のような道というテーマで建造された『ストリート ガーデン シアター』(藤原徹平氏)が出現。また、ワタリウム美術館前の空き地には中止になったイベントを抽象的な画像やテキスト表記で見せる『2020-2021』(真鍋大度氏+ライゾマティクス)も展示されています。
実際に各パビリオンをまわれなくても、それぞれの作品に込められた想いにイメージを膨らませながら時空を超えた旅のような感覚を楽しむのも一興ではないでしょうか。

(O)

森の中に現れる雲、代々木公園の『Cloud pavilion』。

通り抜けたり、中の孔から空や高層ビルを眺めたり『Global Bowl』。

水明 設計:妹島和世
撮影 : 妹島和世建築設計事務所

森の中に現れる雲、代々木公園の『Cloud pavilion』。

通り抜けたり、中の孔から空や高層ビルを眺めたり『Global Bowl』。

水明 設計:妹島和世
撮影 : 妹島和世建築設計事務所

Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル13
「パビリオン・トウキョウ2021」

公式サイト
東京の玄関口、丸の内に現れた世界最大規模の双壁画


例えば、遠くから見るのと近くで見るので全然違うように見えるものって何でしょうか?と質問されたら、どう答えるでしょうか。山とお答えになる人がいるかもしれません。遠くから見える雄大な山を実際に登山などで歩いてみると多くの植物や生物に満ちた自然があります。同じ物体なのに遠くと近くで確かに大きく違います。東京大壁画の鑑賞も遠くと近くで見えるものがまったく違います。7000㎡を超える世界最大規模の巨大壁画をどうやって楽しもうかと想像を巡らせるのはとても贅沢なことです。
2021年、東京、新丸の内ビルディングと丸の内ビルディングの2つの高層ビルの壁面を使って発表された横尾忠則氏と横尾美美氏による巨大壁画・東京大壁画。水(aqua)をテーマにした横尾忠則氏と火(ignis)をテーマにした横尾美美氏。
実は東京駅をはさんだ八重洲口のビル内からは、この2つの作品の全体像を鑑賞できるスポットがあります。絶妙な配置によって、有機的につながりあう作品のパワーが東京の街の中に浮かび上がっているような気持ちにさせられます。

撮影場所:XEX TOKYO大丸東京店遠景から見える東京大壁画。
右側が横尾忠則氏による「水」、左側が横尾美美氏による「火」。

撮影場所:XEX TOKYO大丸東京店遠景から見える東京大壁画。右側が横尾忠則氏による「水」、左側が横尾美美氏による「火」。


そして、今度はグラスウォールに近づいてみましょう。東京駅前の広場から、見上げて壁画の細部を見てみると、今度は遠景とはまったく違う様相でそれぞれの作品が迫ってきます。忠則氏の作品は、世界各地から長年集めた滝の絵葉書が、びっしり並びながらひとつとして同じものがありません。多様であるがままの肯定感が頭上から降ってくるようです。一方の美美氏の作品は、無数とも思える植物や動物、なかには大好きというパンダも描かれているのが発見できます。

朱色を基調にしながら、細部に書き込まれた生物群。

近づくと見えてくる滝、滝、滝…。圧倒されます。

朱色を基調にしながら、細部に書き込まれた生物群。

近づくと見えてくる滝、滝、滝…。圧倒されます。


7月17日に催された完成披露発表会で、横尾忠則氏・横尾美美氏がそれぞれ1480枚目、798枚目に、完成の証としてサインをされました。この1枚ももちろん近くに寄ってみると確認することができます。
東京駅周辺には、たくさんの高層ビル群と駅前広場があります。鑑賞する位置によって違ったイマジネーションを喚起させる大壁画。ぜひ自分だけのベストスポットをお探しください。

(O)

2つのビルの作品を前にした完成披露発表会の模様。

飾る1枚にそれぞれサインをして、無事完成。

2つのビルの作品を前にした完成披露発表会の模様。

飾る1枚にそれぞれサインをして、無事完成。

Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル13
「東京大壁画」

公式サイト

©一般社団法人 北斎館

音楽とアートの参加型フェスティバルを「春会期」「夏会期」で開催


日本を代表するアーティストたちによるパフォーマンス、インスタレーションなどが堪能できる「隅田川怒涛」は、隅田川の南北約10kmをひとつの舞台に見立てた、音楽とアートのフェスティバル。

オンライン開催となった春会期「浜離宮アンビエント」「ことばの渡し」「エレクトロニコス・ファンタスティコス!~家電集轟篇~」から、2つのプログラムをリポートします。

【浜離宮アンビエント】
5月22日(土)18:30~20:00


配信会場は、開催当時臨時休園中だった浜離宮恩賜庭園。東京屈指の庭園だが、残念ながら無観客開催に。

出演は、映画、演劇、ダンス、CM楽曲、音楽プロデュースなど多方面で活躍中の蓮沼執太氏と、彼が率いるオーケストラ「蓮沼執太フィル」、そしてゲストアーティストの大崎清夏氏、音無史哉氏、角銅真実氏、寺尾紗穂氏。

心配された天気は開始時刻まで何とか持ちこたえ、遠くには晴れ間も見える。
出演者は全員が和服姿で登場。
薄暮の時間帯に笙の音色が広がり、1曲目がスタートした。

演奏は全7曲。
昨年、リモートでお互い1度も会うことなく完成させたという「Imr」、メンバーが事前に綴った詩を演奏とともに朗読する新作「私は思い描く」などが披露された。

“アンビエント” には“環境の”という意味もある。演奏が進むにつれ、暗くなった庭園にぼうっと灯がともった。
画面越しながら幻想的な空間を楽しんだこの1時間半は、彼らが奏でる音が緑の木々に降り注ぐような、夜空に溶けていくような、そんな感覚を味わった。

©川島悠輝

©川島悠輝

©川島悠輝

©川島悠輝

©川島悠輝

【エレクトロニコス・ファンタスティコス!~家電集轟篇~】
5月23日(日)18:00~19:30


足立区千住のMURASAKI PARK TOKYOから配信され、こちらも無観客開催。
出演は、日本のみならずアジアやヨーロッパでもライブや展示活動を展開する和田永氏だ。

前半は、ZOOM画面を通じての「シマシマ演奏体験」ワークショップ。
これが、なかなかユニークで面白い!

テレビの映像と音の端子を差し替えると、画面にシマ模様が出現する。
それを逆に「シマ模様を読み込むとどんな音が出るか?」という実験だ。

さまざまな国の参加者が、ボーダーのトップスなど各自が用意した「シマシマ」を、Webカメラの画面に近づけたり遠ざけたりして映し出すと、ビュイーンビュイーンと何ともいえない音が鳴る。

実験の内容自体も興味深いが、画面越しに伝わってくる “和田氏自身が楽しんでいる姿” が、何より印象的。
ワクワク感って伝染するものらしい。こんな伝染ならウエルカムだ。

©山本マオ

タイトルにもなっている「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」とは、和田氏が2015年より取り組んでいる、使われなくなった電化製品を新たな電磁楽器として蘇らせるプロジェクト。

後半は、その家電楽器による演奏をNicos Orchest-Labメンバーと共に奏で、会場に設置されたバーコードの上を、バーコードリーダーが貼り付けられたスケートボードで “滑り鳴らす”という驚きのパフォーマンス!

©山本マオ

©山本マオ

©山本マオ

©山本マオ

©山本マオ

あっという間に1時間半が過ぎた。
ワークショップには小学生くらいの子どもも参加していた。
このプロジェクトは、テクノロジー、アート、遊びと、あらゆる角度から子どもたちの興味をひき、その夢を広げていくに違いない。

夏会期は8月13日(金)~9月5日(日)に決定!


1つ1つのプログラムが、見応え十分の「隅田川怒涛」。
夏会期もオンラインとオフラインを駆使し、坂本龍一氏や高木正勝氏などの豪華アーティストを迎え、3つのプログラム「自然を主旋律としてピアノは調和を」「water state 1」「天空の黎明」が開催予定。
どうぞ、お楽しみに!

※事前予約が必要なプログラムもあります。詳細は公式サイトでご確認ください。

(K)

Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル13
「隅田川怒涛」

公式サイト

Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル13
漫画「もしも東京」展


■開催日:2021年8月4日(水)~9月5日(日)
■会場:東京都現代美術館
※入場料無料、講堂内のみ事前予約制

ここがおすすめ!

日本を代表する漫画家たちが、“もしもの東京”を
テーマに描き下ろした作品が一堂に。
「東京」と「もしも」と「漫画」、
2021年夏というタイミングで生まれる
視点と表現に圧倒されること間違いない。(H)

TURN
「TURNフェス6」


■開催日:2021年7月19日(月)~9月5日(日)
■会場:オンライン(東京都美術館では、8月17日(火)~19日(木))
※入場料無料

ここがおすすめ!

障害や国籍、性別などを超えて多様な人々が出会い、
アート活動をとおして新しい視点や体験を育むアートプロジェクトTURN。
集い交流するTURNフェスの第6弾が今夏開催されます。
コロナ禍によって、集うことの意味や価値を考えさせられた
今だからこそ、どんなプログラムになるか楽しみです。(O)

カノン

■開催日:2021年8月19日(木)~9月5日(日)
■会場:東京芸術劇場 シアターイースト

ここがおすすめ!

野田秀樹氏が、才能を見込んで再演を熱望したという野上絹代氏の演出による『カノン』。
オーディションで選ばれた俳優たちが舞台上を縦横無尽に疾走。
焦燥と躍動の果てにどんな「自由」を見出だすのか。(H)

江戸博/相撲の錦絵と江戸文化

■開催日:2021年7月17日(土)~9月5日(日)
■会場:江戸東京博物館

ここがおすすめ!

18世紀末頃、役者絵や美人画などで人気となった多色摺の木版画、錦絵。技法の確立と表現力の多彩さで相撲の錦絵も江戸の人々の間で大人気になったそうです。
歴代の名横綱などの錦絵が楽しめます。
時空を超えて、人々が日々の生活を楽しむ空気感が共感できますね。(O)

GENKYO横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?

■開催日:2021年7月17日(土)~10月17日(日)
■会場:東京都現代美術館 企画展示室1階、3階

ここがおすすめ!

常に美術界をリードしてきた芸術家・横尾忠則氏。
グラフィックデザインからスタートしたライフヒストリーがわかる大規模な個展。
集大成ともいえる600点を超える規模の開催が実現しました。
コロナ禍に描かれた新作の絵画など、衰えない創造のパワーが体感できることでしょう。(O)

放課後ダイバーシティ・ダンス国立市ワークショップ「ほうかごダンス隊」
撮影©植田 洋一

Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル13
放課後ダイバーシティ・ダンス


■開催日:2021年8月後半

ここがおすすめ!

さまざまな分野のプロの舞踊家によるワークショップの様子や、そこで創作した子どもたちのダンス作品を映像にまとめて公開予定。
創作過程を経験した子どもたちの成長した姿、子どもらしい自由な発想に、胸が熱くなります。(K)

※2021年8月6日時点の情報です。最新の情報は各プログラムの公式サイト等でご確認ください。

編集ライターチーム紹介

OKAJIMA
映画とテクノロジーが好き。自転車で東京中を移動。走行中にフッと感じる生活風景が好きですね。夕ご飯の匂いとか。

KATO
映画などエンタメ全般、伝統工芸、ものづくりの現場が好き。直感を大切にと思う今日この頃。猫も好きで目が合うと寄ってきます。

HIGASHI
現代美術と映画、音楽が好き。最近、伝統芸能も気になってます。おいしいものとスポーツ観戦にも目がありません。